
株式会社角徳コーポレーション
営業副本部長 / 経営企画室 室長 板野様

化学品専門商社の株式会社角徳コーポレーションは、昨今のインバウンドから出張時の宿泊費が規定額内から大幅に超えてしまうことや、予約や精算手続きに多くの時間と労力を割いていたことが課題でした。
しかしTsugiTsugiの導入をきっかけに、宿泊費安定化による経費削減はもちろん、予約や精算の手間は大幅に軽減、メンバーの時間的負担も減りました。
本記事では、同社の営業副本部長 / 経営企画室 室長・板野様に、導入前の課題から導入後の変化や具体的な成果などを伺いました。
Before
- 宿泊費の高騰やインバウンド需要の影響で、規定内の料金で宿泊施設を確保するのが困難
- メンバーが宿泊施設を自力で探し、予約・経費精算の手間が大きな負担に
- 宿泊施設によってクオリティにばらつきがあり、快適な滞在が保証されなかった
After
- 全国どこでも定額で泊まれるTsugiTsugiを導入し、宿泊コストを安定化
- 宿泊予約・精算の業務負担を削減し、事務手間が簡素化され利便性が向上
- クオリティ高く快適な宿泊環境を確保でき、メンバーの満足度も向上
ホテル代が高騰するなか、宿泊施設探しと経費精算の負担が課題だった
‐貴社の事業内容や板野様の業務内容について教えてください。
板野様:弊社は、化学品専門商社として、国内では流通していない製品や、サプライヤーが限られるニッチな領域のスペシャリティケミカル、ファインケミカルを海外から調達し、提供しています。近年は、単なる商社機能にとどまらず、パートナー企業と連携しながら製品開発に関与し、新たな価値を創造する取り組みを推進しております。
この姿勢が評価され、塗料、インキ、接着剤、電子材料分野のお客様より厚い信頼をいただいております。 私自身は、祖父が創業し、現在父が代表を務める弊社の事業承継者として、現在は経営の一部に携わっており、東京のサテライトオフィスを拠点にしながら、大阪にも頻繁に赴き、各拠点のマネジメントを行っております。
加えて、サステナビリティのある次世代組織の運営を見据え、人材戦略策定・実施にも注力しており、特にこの1年間は、人的資源管理(HRM)の制度設計を重点課題とし、メンバーのスキル向上とコミットメントの強化、企業とメンバーの協調的な関係構築を目指して取り組んでまいりました。
その一環であるエンゲージメント向上施策の一つとして、「TsugiTsugi」の導入を決断いたしました。
‐TsugiTsugiを導入される前は、社内でどのような課題を抱えていましたか?
板野様:出張のたびに宿泊施設を探すことが、メンバーにとって大きな負担になっていました。特に、近年は宿泊費の高騰に加え、インバウンド需要の影響で施設の確保が難しくなっています。首都圏のホテルでは、宿泊費が弊社の規定金額内に収まらず、やむを得ず郊外の宿泊施設を利用するケースもありました。また、予約が取れたとしても、宿泊施設のクオリティにバラつきがあり、快適な滞在が保証されないことも課題でした。
加えて、出張申請や報告、経費精算の手続きも煩雑で、事務担当者の業務も増加していました。
‐こうした課題を解決するために、どのような解決策を求めていましたか?
板野様:一番は、宿泊費を“安定して固定できる仕組み”です。メンバー各々が調べて予約するホテルでは料金が変動し、予算管理や出張手配のコントロールが難しくなります。さらに、煩雑化していた経費精算の手続きを簡素化し、事務業務の負担を減らす方法を求め、定額で利用できる宿泊サービスがないかと考えていました。

‐TsugiTsugiを知ったきっかけを教えていただけますか?
板野様:上記課題を解決すべく「出張」「ホテル」「予約」「定額」といったキーワードでインターネット検索をしていて、5.6社見つけた中の一つがTsugiTsugiです。
–他社サービスと比較検討はされましたか?
板野様:はい。他社のサービスも比較検討しましたが、多くのサービスはホテルごとで宿泊料金が変動し、完全定額制ではありませんでした。結果として予算の管理が難しくなり、メンバーの宿泊手配にかかる手間も増えると感じましたが、東急さんのTsugiTsugiは完全定額制であり、めずらしいな、と感じました。
「定額制」で宿泊費用を抑えられることと「手軽な予約システム」が導入の決め手だった
–他社サービスも比較検討されたなかで、TsugiTsugiを選んだ決め手を教えていただけますか?
板野様:先程も触れましたが、宿泊費用を定額で抑えられることが一番の決め手です。経費管理がしやすくなると感じました。また、専用サイトから簡単に予約ができる仕組みも大きな理由です。メンバーの宿泊手配にかける時間や労力を大幅に削減できると思いました。
–導入前の不安や懸念はありましたか?
板野様:わずかにはありましたね。弊社メンバーは年齢層が幅広いので、TsugiTsugiの専用サイトを利用する際、ITに慣れていない年配のメンバーは使うのが難しいのではないかと思っていました。
ただ、実際に導入してみると、ほとんどのメンバーが問題なく使いこなしています。使い方のレクチャーもそれほど時間をかけることなく、スムーズに運用を開始できたと思います。
–導入に際して、社内で準備されたことはありますか?
板野様:特にないです。TsugiTsugiの使い方を軽く説明するくらいで、準備は必要ありませんでした。出張の頻度などに応じて、メンバー間で慣れるスピードに多少差はありましたが、徐々に溶け込んでいきました。事前準備に手間がかからなかった点も、導入のしやすさの一つだと思います。
宿泊予約・精算の負担は激減、業務効率が向上した
–TsugiTsugi導入後、社内ではどのような変化がありましたか?
板野様:宿泊予約や精算に関わる手続きの負担が減ったことは大きな変化でした。同時に、TsugiTsugiの定額制で宿泊費用が安定したことで、経費管理が非常にしやすくなりました。全体を通して、出張手配に係るメンバーの業務効率化、生産性が向上したと実感しています。
加えて、昨今都内のホテル代は、1泊1万6,000円〜1万8,000円かかることもありますが、TsugiTsugiを利用すると、1泊あたり1万2000円程度に抑えられます。非常にリーズナブルであり、経費削減効果は非常に大きいです。
–特に良かったと思うホテルや施設について教えてください。
板野様:私自身は、大阪、名古屋、博多の東急系列のホテルをよく利用しています。特に大阪の「大阪エクセルホテル東急」は新しく、弊社のオフィスからも近いので便利です。TsugiTsugiの会員特典でウェルカムドリンクのサービスがあり、施設が清潔で快適なので、出張の際は利用しています。
また「富士山三島東急ホテル」は温泉やサウナの設備が充実していて、出張の疲れをしっかり癒やせるのが嬉しいポイントですね。お風呂好きなメンバーにはとても好評です。
–TsugiTsugiで、特に便利だと感じる仕組みはありますか?
板野様:専用サイトを通じて簡単に予約できることは大変便利です。スマホでもPCでも直感的に誰でも操作でき、複雑なプロセスは全くありません。また宿泊費は会社がまとめて支払うので、宿泊代の個別精算が不要になりました。こうしたシンプルさはメンバーの負担軽減につながっていると感じています。
また、施設によってはチェックイン、チェックアウトの時間が通常よりも柔軟に設定されている事から、宿泊先でWEB会議に参加する等でも活用しています。

導入前後のサポート体制も万全、福利厚生としての活用も検討中
‐実際に利用されているメンバーの方からはどのような声がありましたか?
板野様:メンバーからは「宿泊の手配が簡単になった」と好評です。専用サイトを使ってすぐに予約ができるため「出張規定のケア、宿泊費の比較やリサーチの手間がなくなって助かる」といった声が多いですね。提携するホテルのクオリティが高いという点も評価されています。以前は、規定内の金額に収めるために施設設備が古いケース、部屋が狭い施設を選ばなければならないこともありましたが、TsugiTsugiではクオリティが保たれていることで、それらの心配がありません。他には洗濯機の備え付けがある東急ステイでは長期出張時の出張者からは好評です。
‐導入前後でのサポートついて、印象に残っていることはありますか?
板野様:導入前からサポート体制は非常に手厚く、スムーズに運用を開始することができました。何か疑問や不明点があれば、事務局の方に気軽に質問できる点もとても助かりましたね。丁寧に対応してくださったおかげで、不明点はすぐに解決できました。
‐出張での利用以外にもTsugiTsugiの活用を考えていますか?
板野様:はい。今後はTsugiTsugiを活用し、福利厚生として家族旅行やリフレッシュのために、メンバー全員が年に数回利用できる制度を整えていこうと思っています。沖縄をはじめとするリゾート宿泊施設など、新婚旅行や長期休暇での利用はメンバーのモチベーション向上にも繋がると思います。
‐TsugiTsugiを利用されているなかで、今後期待することはありますか?
板野様:全体的に非常に満足しています。
欲を言えば、展示会が行われるエリアでの選択肢が増えると嬉しいですね。
展示会シーズンは宿泊費が高騰しがちですので、TsugiTsugiの定額サービスは非常に有効だと思います。
‐TsugiTsugiはどのような企業におすすめでしょうか?
板野様:出張が多い企業、特に首都圏への出張が頻繁にある企業には、間違いなくおすすめです。インバウンド需要で宿泊費が高騰している中、宿泊費を規定内に収めるのが難しいと感じている企業にとって、TsugiTsugiの定額制は非常に効果的だと思います。宿泊費を安定させられるだけでなく、予約や精算にかかる手間を削減できるのは、大きなメリットです。
また、メンバーが宿泊施設を比較・検討する時間が省けるだけでなく、出張後の煩雑な精算手続きも不要になるため、メンバー全体のストレス軽減を実感しています。コスト管理を重視する企業にはぴったりだと思います。
(取材日:2025年2月)