出張コスト削減と福利厚生充実を両立 社員エンゲージメントを育むサブスレッドの「ツギツギ」活用術

株式会社サブスレッド
デベロップメント事業部
営業課長 小西 啓太様

大阪に本社を構える株式会社サブスレッド様は、業務系システムやアプリケーションの受託開発を中心に事業を展開しています。全国に社員が点在するリモートワーク体制を採用するなか、出張時の宿泊手配や精算業務に課題を感じていました。また、社員を大切にする企業文化のもと、ユニークな福利厚生やインセンティブ制度の拡充にも積極的に取り組んでいます。そうした背景から導入されたのがツギツギでした。

本記事では同社デベロップメント事業部ディレクターとして、営業とプロジェクトマネジメントを兼任されている小西啓太様にツギツギ導入の経緯や具体的な活用方法、その効果について詳しくお話を伺いました。


BEFORE

  • 出張時の宿泊手配や領収書の精算が煩雑で、業務の負担となっていた
  • ホテル代の高騰により、社内規定のなかで宿泊先の選定に時間を要する場面があった
  • リモート勤務下での福利厚生制度に課題があり、社員のエンゲージメント強化が求められていた

After

  • 出張時の宿泊予約・精算業務が簡素化され、業務負担が大幅に軽減
  • ホテル代を気にせずに自由に宿泊先を選択できるため、出張時のエンゲージメント向上に繋がった
  • ツギツギを活用した新たなインセンティブ制度が社内に定着し、社員の自発的な行動や社内コミュニケーションが活性化

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リモートワーク体制下での出張手配が課題

貴社の運用体制について教えてください。

小西様:弊社は新大阪に本社がありますが、岡山や広島にも拠点があり、社員は主に西日本各地に分散しています。もともと「良い人がいれば場所を問わず採用する」という方針だったため、コロナ禍以前から柔軟な働き方を推進していました。そのため、リモートワークへの移行も非常にスムーズでした。現在は6〜7名の小規模体制で、希望に応じてサテライトオフィスを用意したり、自宅勤務を認めたりと、それぞれに合った就業環境を整えています。

ユニークな福利厚生を整備していると伺ったのですが、その内容をお教えください。

小西様:リモートワーク中心の働き方ですと、ほとんど外出しない社員もいます。そこで、「1日1万歩を歩いたら手当を支給する」「早朝勤務で手当をつける」といった健康促進の制度を設けてきました。社員が楽しみながら利用でき、当社の文化にも合う新たな制度を常に探しています。

受託開発を中心に、社員がリモートで働かれている御社ですが、出張は良く発生していたのでしょうか?また出張に関する業務でどのような課題があったのかお教えください。

小西様:東京にオフィスを構えているクライアントが多く、私自身も月に何度か出張しています。「ツギツギ」を導入する以前はホテルを個別に予約し、領収書で精算していました。しかし、最近は首都圏の宿泊費が高騰しており、予算内に収めるのが難しくなってきたという課題が出てきました。

また、出張後の精算作業も負担に感じていました。領収書を撮影してインボイス番号を入力するなど、ひとつひとつの作業は短時間ですが、業務の中では煩雑に感じられる部分でした。

社員に寄り添う制度としてのツギツギを導入

ツギツギを知った経緯と、初めてサービスサイトを見たときの印象を教えてください。

小西様:社長の江口と副社長の山城戸、そして私の3人で定例会議をしていた際に、山城戸から「こんなサービスがあるよ」と、ツギツギが取材された日経関連メディアの記事URLを共有してくれたのがきっかけです。
ツギツギのサービスサイトを初めて見たときは、「こんな仕組みがあるのか」と率直に驚きました。定額で全国の宿泊施設を利用できる点は非常に新鮮でしたし、それを福利厚生としても活用できるという柔軟な仕組みに惹かれました。業務利用とプライベート利用を両立ができるのも魅力的で、単なる宿泊予約サービスにとどまらない、ユニークな価値を感じました。

導入の決め手になったポイントを教えてください。

小西様:ツギツギを導入した決め手は、大きく2つあります。まず1つ目は、出張時の精算業務を大幅に効率化できる点です。従来は、出張のたびにホテルを個別に手配し、領収書を回収・精算する必要があり、担当者の負担も少なくありませんでした。他社の定額型宿泊サービスも検討しましたが、毎月出張がある前提のプランが多く、弊社のように月によって利用数が変動する体制には合わないと感じました。

 2つ目は、ツギツギのサービスコンセプトが弊社の「社員を大切にする」という企業文化と親和性が高かった点です。弊社では、面白い福利厚生の導入にも積極的に取り組んでいますが、業務利用とプライベート利用のどちらにも対応できるツギツギなら、きっと社員が喜んでくれるだろうと直感的に思いました。さらに、利用がない月でも泊数の権利を繰り越すことができるため費用が無駄になりにくく、柔軟な運用ができる点も魅力でした。

現在は「出張時の宿泊手配」と「福利厚生」の両面で、ツギツギを最大限に活用しています。

出張宿泊の効率化と手配業務の負担軽減

社内での出張管理における運用体制について教えてください。

小西様:契約や運用の管理は総務が担当しています。たとえば、宿泊手配に必要なチケットを追加したい場合などは総務に依頼することになりますが、基本的には社内マニュアルに沿って、各自が宿泊予約できる仕組みになっており、特別な手間はかかっていません。

利用区分としては「個人用」と「出張管理用」に分かれています。「個人用」のチケットは福利厚生として利用できるもので、インセンティブの一環として付与されることが多いです。「出張管理用」については、全社で共有しているアカウントが保有しているチケットを、必要に応じて自身で獲得する形で運用しています。

(ツギツギの検索画面)アイコンの左にあるタブで「個人用」と「出張管理用」の使い分けができる

小西様ご自身は、どのようなシーンで利用されていますか。

小西様:東京に拠点を構えるクライアントを訪問する際に、主に利用しています。まずはツギツギで空き状況を確認し、利用可能な宿があればそのまま予約する流れです。都心部の人気宿はすでに埋まっていることもありますが、空いていれば迷わず利用しています。

また、出張先のエリアに土地勘がない場所でも、新しい場所に泊まること自体がちょっとした楽しみになります。移動ルートを調べる過程を含めて、出張の体験そのものがポジティブに変わりました。

さらに、ツギツギ導入前に比べて月末の精算作業は大きく軽減されました。領収書の提出や金額調整の手間がなくなったのです。

社員の行動を促す、制度としての福利厚生活用

福利厚生としてのインセンティブ制度について教えてください。

小西様:ツギツギのチケットは、主に3つのタイミングで付与しています。
1つ目は、勤続年数に応じた付与です。たとえば、勤続2年目・3年目といった節目に、年に1回、チケットを1枚配布しています。

2つ目は、社内ブログの執筆による付与です。1人あたり5記事投稿すると、チケットを1枚獲得できる仕組みになっており、総務がチケットの管理を行っています。ブログは社外向けの情報発信を目的としており、アウトプットの促進にもつながっています。

3つ目は、毎月の社内勉強会後に行うLT(ライトニングトーク)における抽選による付与です。発表者の中から1名にチケットが贈られるのですが、発表後に登壇者全員でツギツギの「ルーレット」を回すのが恒例になっています。このルーレットの結果は社内チャットに共有され、「おめでとう!」といったリアクションが飛び交うなど、自然とコミュニケーションが生まれる仕掛けにもなっています。制度自体が社内のつながりを生むきっかけになっていると感じます。

制度導入による社内の反応や変化について、感じていることはありますか。

小西様:ブログ投稿数はツギツギを導入する前に比べて明らかに増えましたね。ここ半年ほどで、少しずつ定期更新の文化が根付き始めています。また、LTの登壇に関しても、これまであまり発表の機会がなかった社員が「ツギツギをもらえる可能性があるなら発表してみようかな」と前向きな姿勢を見せてくれるようになり、良い空気感が生まれています。定量的な調査はしていませんが、社内の反応は全体的に非常にポジティブです。

社員の皆さんは、どのようにツギツギを活用されていますか。

小西様:社員の多くが個人の旅行や趣味の活動などプライベートで、福利厚生で付与されたツギツギチケットを利用しています。たとえば、「勤続チケットを使って一人旅に出かけた」「推し活で遠征した」といった体験談が社内で共有されることもあり、「自分も使ってみようかな」と動き出す社員が増えています。
ツギツギ導入当初は、「チケットをもらっても使い切れるかな」といった声もありましたが、実際には想像以上に利用が広がっており、自然と活用の輪が広がっている印象です。

実際に小西様も活用されてみていかがでしたか。

小西様:最近、子どもの習い事の関係で京都から岩手県まで車で行くことになり、道中で一泊する必要がありました。その際でツギツギを利用したのですが、家族5人で合計6,000円ほどで宿泊でき、妻も子どもたちからも「これはすごいね!」と喜んでもらえました。

こうして家族の笑顔が見られるのは、本当にありがたいことだと感じています。

ツギツギがもたらす“選ばれる組織”への進化

東京以外に拠点を持つ企業にとって、ツギツギはどのようなメリットがありますか。

小西様:弊社のように地方拠点から都市部への出張が多い企業にとっては、宿泊コストの固定化や手配業務の簡素化は大きなメリットです。

さらに、最近では社員の居住地が多様化し、リモートワークも一般的になっています。そうした環境下でも、ツギツギは全国どこでも利用できる仕組みのため、柔軟な働き方を支える福利厚生として大変有効だと感じています。

小西様:全国の宿泊施設から選べる点は、拠点や支社を複数持つ企業にとっては非常に便利だと感じております。出張の多い企業や社員数の多い組織においては、宿泊先の手配や精算業務の負担を軽減できるため、業務効率の向上につながります。

また、福利厚生の充実は業種を問わず、採用や社員の定着において重要な要素です。クライアントとの雑談の中で「出張や福利厚生を目的に、ツギツギを導入している」とお話しすると、「そんなサービスがあるんですね」と興味を持っていただくこともあります。ユニークな福利厚生を導入したいと考えている企業には、特におすすめできるサービスです。

(取材日:2025年7月)