宿泊手配と精算のムダを削減、ツギツギが支える多拠点企業のスマート出張管理

アルサーガパートナーズ株式会社
執行役員  福岡支社長 吉冨様

システム開発、DXコンサルティングなどを手掛けるアルサーガパートナーズ株式会社は、東京、福岡、熊本に拠点を持ち、地方から東京への出張が頻繁に発生していました。同社は増加する出張に伴い、宿泊手配や経費精算の効率化、コスト管理が課題となる中、定額制宿泊サービス「ツギツギ」に着目。ツギツギを導入した背景や具体的な効果、今後の活用展望について、同社の執行役員であり、福岡支社長の吉冨様にお話を伺いました。



<POINT>

  • 地方から東京への出張が日常化する中、ツギツギが宿泊手配・精算業務を抜本的に効率化
  • 定額制により宿泊コストの予測が可能となり、予算超過の懸念を解消

BEFORE

  • 出張のたびに従業員が自ら宿泊サイトで宿泊先を比較・予約しており、手間とストレスが大きかった
  • 宿泊費の立替払いや経費精算が手間で、出張者に負担がかかっていた
  • 宿泊費の高騰により、社内規定を超過するケースも散見されていた

After

  • ホテル検索から予約までが一元化され、宿泊手配にかかる業務負荷を大幅に削減
  • ポイント消化による精算レス運用で、立替や領収書処理が不要

ツギツギ法人向けプランの資料請求はこちら

煩雑な宿泊手配と経費精算が招いた業務負担

貴社の出張頻度とツギツギ導入以前の体制について教えてください。

吉冨様:ツギツギ導入以前は、出張のたびに各メンバーが自身で宿泊予約サイトを利用し、ホテルの検索・予約を行い、出張後には領収書を提出して個別に精算を行うという運用をしていました。

当社は東京本社のほか、福岡・熊本にも拠点を構えており、これら地方拠点から東京への出張が日常的に発生しています。お客様との対面での打ち合わせが重要な場面もあるため、月に数回出張する社員もいます。

ツギツギを導入する以前はどのような課題がありましたか?

吉冨様:東京のように宿泊費が高騰しやすいエリアでは、社内規定の上限内に費用を収めるために、複数の宿泊サイトを比較しながら慎重に宿泊先を選定する必要がありました。その結果、宿泊先の比較・検討に一定の時間を要したり、選定したホテルも立地や設備の面で妥協せざるを得なかったりと、出張者にとっては心理的・時間的な負担が大きくなっていました。

また、立替払いによる一時的な金銭的負担もあるうえに、一、出張の手配や経費精算にかかる作業が出張者本人だけではなく、経理部門の手間にもなっていました。そのため、業務効率や生産性の観点からも、効率化できたと感じます。

定額制宿泊サービスで実現する業務効率化とコスト管理

ツギツギを知ったきっかけについて教えてください。

吉冨様:出張に伴う宿泊手配の手間や、宿泊費の高騰に頭を悩ませている中で私たちは業務の負荷軽減とコストの適正管理を両立できる手段を模索しておりました。そうした折に出会ったのが、東急㈱が提供する定額制宿泊サービス「ツギツギ」でした。

当社は東急と以前からお付き合いがあり、かつてこのようなサービスを検討されていたことを思い出し、改めて詳細をお聞きし、興味深いサービスだと感じました。

ツギツギを導入した決め手についてお聞かせください。

吉冨様:ツギツギを導入した決め手は、宿泊に関わる業務を抜本的に効率化しながら、コストを適切に管理できる仕組みだったためです。具体的には、大きく分けて3つの点に魅力を感じました。

1点目は、柔軟な運用が可能な点です。
あらかじめまとめてポイント(宿泊の権利)を購入し、必要に応じてメンバーに割り当てることができるため、宿泊権利の管理が簡単に行えます。また宿泊権利の付与はオンライン上で即時可能なため、定常的な出張に加えて変更も容易にできます。

2点目は、宿泊費の定額化によるコスト管理のしやすさです。
ツギツギを導入する以前は、宿泊費用が社内規定を超えてしまい、コストの上振れと規定超過の確認手間の両方が発生してしまうケースが少なくありませんでした。しかし、ツギツギを導入したことで、定額の宿泊権利を活用しながら宿泊費を一定範囲に収めることができ、予算超過のリスクを抑えながら計画的なコスト管理が可能になりました。

3点目は、宿泊手配・精算フローの省力化です。
ツギツギの管理画面上で予約が完結し、権利が自動で消化される仕組みのため、立替払いや精算業務が不要になります。これは、出張者本人だけでなく、経理部門の業務負荷軽減にもつながると考えています。

出張手配・精算の負担が軽減され、従業員の満足度も向上

ツギツギを導入してから、どのような変化がありましたか。

吉冨様:実際にツギツギを導入して最も感じたのは、出張準備や精算にかかる業務工数が大幅に削減されたことです。導入前から期待していた通り、宿泊手配や立替精算といった周辺業務が不要になったことで、出張者は本来業務に集中しやすくなりました。出張者以外の人間がサブアカウントを運用することで宿泊の代理手配を行うことも可能になったことも大きく効率化に寄与していると考えています。

現在、どのような社員が主に利用されていますか。

吉冨様:主に、福岡・熊本と東京を頻繁に行き来するメンバーで、彼らの役割はセールスやプロジェクトマネージメントです。出張頻度の高いメンバーにとって、従来の運用では業務と並行して宿泊手配・精算を自身でする必要がありましたが、ツギツギの導入によりその負担が解消されました。

また、幅広い対象施設からアクセスや部屋の広さなども含めホテルを自由に選択できる点も好評で、出張先の状況に応じて利便性・快適性の高い施設を柔軟に選べるようになったことで、高い満足度を得ています。

実際に出張をされる方々からはどのような声が届いていますか。

吉冨様:「ホテルを探す際に金額のことを気にしなくてよくなった」「精算しなくていいので手間が減った」といった声が寄せられています。また、「駅に近い便利なホテルを選べた」「想像以上に良質な宿に泊まれた」といった宿泊体験そのものに対する満足の声も聞かれています。

出張支援から福利厚生、ギフトまで広がる活用可能性

今後、ツギツギをどのように活用していきたいとお考えですか。

吉冨様:今後は出張支援にとどまらず、福利厚生やインセンティブとしての活用も検討できるのではないかと考えています。法人契約で購入したポイントを従業員に付与すれば、全国の提携ホテルに好きなタイミングで宿泊ができるようになります。また、同伴者も追加料金なしで宿泊できるため、自由度の高い制度として活用できるのでは、と考えています。

さらに、利用用途を一つに絞る必要がなく、出張や福利厚生・ギフトなどの多様な利用方法を検討できることもツギツギの魅力だと思います。

ツギツギに対して、今後期待することがあればお聞かせください。

吉冨様:ツギツギは単なる宿泊手配の効率化ツールにとどまらず、「働く人の移動体験」をより良くするためのサービスとして、今後ますます期待が高まると感じています。リアルでのコミュニケーション機会が戻りつつある今、出張やビジネスパーソンの移動はより活発化していくと考えております。物理的な距離以外の移動にかかる手配や経済的負担、心理的負担をどう軽くし、移動自体をよりシームレスに行っていくための環境整備は、企業活動全体の生産性に直結します。
今後さらに活用の幅を広げながら、さまざまなシーンで新たな価値を創出してくれることを期待しています。

(取材日:2025年7月)