2024年5月1日より、TsugiTsugiの対象施設に「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」全29施設が加わりました。(施設追加のお知らせ)
「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」は、積水ハウス株式会社が取り組む地方創生事業「TripBase(トリップベース)道の駅プロジェクト」において、マリオット・インターナショナルが全国の道の駅に近接するホテルとして提供を開始したホテルシリーズです。【地域の知られざる魅力を渡り歩く】というコンセプトを掲げ、宿泊に特化している点が特徴です。
この記事では、同ホテルシリーズの1つ「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」に宿泊し、周辺地域を観光した体験記をお届けします。
うきは市とは
「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」があるうきは市は、福岡市内から車や鉄道で1時間ほどの距離にある、人口3万人ほどの町です。(うきは観光サイトUKIHA love.jp)
東西に連なる耳納連山(みのうれんざん)、雄大に流れる筑後川など自然環境に恵まれ、フルーツや野菜の産地として有名です。
またうきは市役所のある吉井地区は、現在の福岡県久留米市と大分県日田市を結ぶ宿町として栄え、白壁土蔵造りの建物が並ぶ荘厳な街並みは、福岡県で初めて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきはの施設紹介
「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」は、「道の駅うきは」の隣に、2023年8月31日にオープンしました。ここからは同施設の内装をご紹介します。
ロビー
施設に入って目につくのは、開放感のあるロビー。
福岡にゆかりのある美術品なども展示され、落ち着いた空間です。座席にはコンセントも設置され、パソコン作業や打ち合わせを行う人の姿もありました。
うきは市の周辺には「筑後川温泉」「原鶴温泉」「吉井温泉」など複数の温泉街があるので、それらの湯を楽しみましょう。なお「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」のカードキーを提示すると、「筑後川温泉」の各施設の入湯料の割引を受けられます。
ロビーの奥には、キッチンやドリンクサーバー、電子レンジやトースターが用意されています。「道の駅うきは」で買ったお惣菜やパンを、ここで温めることもできます。
客室
客室はシンプルで洗練さを感じられるデザインです。今回宿泊したのはキングサイズのお部屋。ベッドの広さや厚さに心が躍りました。
浴室はシャワーのみです。
食事
「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」にはレストランはありません。(軽食の販売はあります)これも地元の食を楽しんでほしい思いからです。チェックインの際に、近辺(浮羽町、吉井町)の飲食店リストをもらえるので、この中からお好みの店を探しましょう。
「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」は、そのコンセプト通り、宿泊に特化した施設だと感じました。快適な空間でありつつ「よし、外に出てこの地を楽しむぞ」という気持ちを駆り立ててくれます。
うきはの観光スポット紹介
ここからは「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」周辺の観光スポットなどを紹介します。
道の駅うきは
まずは「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」に隣接する、「道の駅うきは」に行きましょう。「道の駅うきは」は、150施設以上ある九州・山口の「道の駅」の中から利用者の満足度の高い施設を選ぶ「道の駅ランキング」で6年連続1位を獲得するなど、非常に人気の高い「道の駅」です。
施設の中には、地元産の野菜、果物、お米、お肉などが並びます。どれも新鮮そうで、お値段も安いです。県内外から車でここを訪れる人が多いのも頷けます。
お惣菜、パン、お弁当なども充実しています。鶏めしのおにぎりを買い、エネルギーを蓄えました。
ウキハゴ
道の駅で小腹を満たした後は「フェアフィールド・バイ・マリオット福岡うきは」と「道の駅うきは」の間に立つ観光案内所「ウキハゴ」に行きました。
施設のスタッフの方に、うきは市への訪問が初めてであることを伝えると、親切に観光スポットを教えてくださりました。また「ウキハゴ」では電動自転車の貸し出しも行っています。料金は1日(9時〜16時30分)1,000円。私も1台借りて、うきは市を巡ることにしました。
つづら棚田
棚田とは、山の斜面に階段状に作られた田んぼのこと。うきは市の「つづら棚田」は約300枚の田んぼが連なり、日本棚田百選に選ばれたほどの名勝です。
訪問したのは5月中旬。ちょうど田植えが始まる前後の時期で、田植えが終わった田んぼ、水だけ引いている田んぼ、まだ畑のような状態の田んぼと、色々な顔の田んぼを楽しめました。9月中旬ごろには、約50万本の彼岸花が咲き乱れる絶景が見られるようです。
距離は電動自転車でウキハゴから1時間ほど。山を登るので、体力に自信がある人はぜひ行ってみましょう。
伝統工法を守る窯元
つづら棚田から山を下ったふもとには、数軒の窯元があります。うきはでは、古くから陶磁器が製造されており「一の瀬焼き」の名で知られています。今回は窯元の1つ、「丸田釜」を訪問しました。
丸田釜は、塩釉(えんゆう)という珍しい工法を取り入れている窯元です。塩釉とは、窯の外側から食塩を投げ入れる工法で、13世紀のドイツで誕生しました。塩による独特の光沢が美しい工法ですが、日本で塩釉を取り入れてる窯元は、現在はほとんど無いそうです。そんな塩釉を語る職人さんの目は陶磁器のように輝いて見えました。
せっかくなので、塩釉のお茶碗を買いました。青い器に白いご飯(うきはの棚田米)が映えます。
筑後川温泉
前述の通り「フェアフィールド・バイ・マリオット」のカードキーを提示すれば、筑後川温泉の入湯料が割引になります。ホテルへのチェックインを済ませた後、20分ほど自転車をこいで筑後川温泉に向かいました。訪れたのは、筑後川温泉の中でも最も長い歴史を持つ「清乃屋」。
16時ごろの訪問だったためか、貸切状態でした。(許可をいただいて浴室内を撮影しております)
ほんのりと硫黄が香る湯は柔らかく、お肌がすべすべになる泉質でした。
うきはの食べ物
★庵鈴亭
吉井町のあれていで、郷土料理の鳥飯をいただく。福岡市でも「鳥飯」や「かしわ」を食べる機会はありますが、こちらはよりジューシーな味わい。デザートに旬のフルーツ(苺、オレンジ)もついて大満足。
★蕎麦
うきはは水がきれいな場所としても有名で、日本で唯一浄水施設がない町です。水質の良さから麺作りも盛んで、九州の3大麺どころと言われます。「天水」でカツ丼とそばのセットをいただきました。
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自然や食を堪能し、その地の人たちと交流する。
旅の疲れを、快適なホテルでじっくり癒す。「フェアフィールド・バイ・マリオット」は、そのコンセプトどおり、地域の知られざる魅力を渡り歩ける宿泊施設でした。
「フェアフィールド・バイ・マリオット」ブランドは、 “シンプルであることの美しさ”を掲げ、温かいおもてなしと何も考えずにくつろぐことができる空間を提供し、心休まるホテル滞在をお約束いたします。マリオット一家のフェアフィールド農場からインスピレーションを受け継ぎ、ロビーやゲストルームには温かみのある色を使い、心地よい空間をご用意しております。
フェアフィールド・バイ・マリオットはバランスとハーモニーを兼ね備えつつ、温かみのある心地よい空間により、シームレスな滞在をお届けできるようデザインされております。ぐっすりとおやすみになれる快適なベッド、無料の高速Wi-Fiはもちろん、厳選されたアメニティーをご用意しており、浴室もシンプルかつ快適なスペースで、レインシャワータイプとなっております。(浴室内にバスタブはございません。)
また、地域を渡り歩く新しい旅のスタイルの拠点となる当ホテルは、近隣の飲食店をお楽しみいただけますよう館内にレストランはございませんので、ホテルを拠点にお客様の旅のスタイルを探求ください。