東京渋谷の大企業にお勤めの後、福岡で大手コンサル企業での勤務を経て、2021年に独立。現在は福岡を拠点にコンサル業を行う傍ら、アマチュア棋士でもある自身の興味関心を活かし、将棋施設を開設したばかり。会社員時代のゆかりの地「渋谷」を中心に東京〜三島に滞在し、最後は現在の拠点である九州で家族と過ごされた、2週間のツギツギ体験。起業して1年が経ったタイミングでの自分へのご褒美旅として、変わりゆく渋谷で新たな刺激を受け、今後の仕事のやる気につながったという花月さん。人と会い、将棋・サウナ・鉄道と多くの趣味を楽しみながら巡った旅のご経験についてお聞きしました。
「自由と責任」両面を経験した独立起業から1年。走り続けた、自身へのご褒美として旅を決意
▶︎これまでどのような経験をし、独立されたのでしょうか?
東京、渋谷の大手企業で5年、その後大手コンサルティング会社の福岡オフィスで4年勤めた後、2021年3月に独立しました。現在は拠点を福岡に置き、経営コンサル業と、将棋に関するウェブサイトの運営や将棋施設のオープン準備をしています。また少し前からYouTubeで初心者向けの将棋レクチャーチャンネルを運営しています。 せっかく独立したので、好きなことをやっていこうと思っていまして、今は将棋の方に多く時間を割いています(笑)
▶︎ツギツギご利用のきっかけとは?
ツギツギは、知人が立ち上げに関わっているプロジェクトでしたので以前から知っていました。東急ホテルズも好きなホテルブランドですし、いつかツギツギを使って東京に行きたいと思っていました。独立から1年経って少し落ち着いてきたので、自分へのご褒美とリフレッシュのために利用を決めました。
新たな挑戦「将棋施設」開設準備と、自分の原点に戻る「ご褒美旅」、家族サービスと、仕事とプライベート両面が旅の目的
▶︎仕事とプライベートで、それぞれどのようなことを目的としてのご利用だったのでしょうか?
仕事面|東京で将棋施設の開業準備
将棋施設の開業準備がメインの目的です。具体的には①プロ棋士への挨拶まわり&来館のお願い②将棋盤や駒の調達、の2点ですね。 将棋の対局は大半が東京で行われるため、プロ棋士に直接会うには上京するしかありません。 また将棋盤や駒は、現物を見て、触ることで品質が判断できます。施設の質にも大きく影響するので、ぜひ東京の老舗で買おうと思ったのです。
プライベート面|久々に友人と会う・家族サービス・独立一年の自分へのご褒美
コロナの影響もあり数年東京に来れておらず、会いたい人もたくさんいたため、慣れ親しんだ東京に行きたいという思いがありました。 ちょうど独立してから、基本的には一人で仕事をすることがほとんどなので、閉塞感があったこともあり、環境を変えるということも大きな目的でした。また、日頃ずっとそばにいてくれる家族へのサービスもしたいと思っていました。
東京をメインに据えた、花月さんの旅程をご紹介
東京〜三島〜東京〜熊本〜福岡
<宿泊した施設>
1.渋谷ストリームエクセルホテル東急
2.富士山三島東急ホテル
3.ラビスタ東京ベイ
4.渋谷ストリームエクセルホテル東急
5.渋谷エクセルホテル東急
6.天然温泉六花の湯ドーミーイン熊本
7.博多エクセルホテル東急
▶︎ホテルはどのように選択されたのでしょうか?旅程についても教えてください。
事前プランはあまり考えず、ホテルは転々としようと思っていたのですが、荷物の移動が思いの外大変だったため、結果的には13日中9日間、渋谷に泊まりました。
▶︎東京での滞在がメインだとお伺いしましたが、渋谷ストリームエクセルホテル東急を多く使われてたのですね、どんな点がよかったのでしょうか。

お部屋もおしゃれで、洗練された今風の内装や、各階にランドリーやシューケアができるマイスタールームがあって、遊び心があった、面白いなと思いました。
マイスタールームは一通り使いました。 居心地が良く、その後も渋谷ストリームエクセルホテル東急の宿泊が多くなりました。
▶︎その他の施設はいかがでしたか?
<ラビスタ東京ベイ>
プレオープン中だったラビスタ東京ベイに宿泊しました。 私はサウナーでして、最上階に東京湾が見渡せるスパ・サウナがあると聞いていたので宿泊を決めました。 通常ホテルのサウナは窓の外の景色が見えない場合が多いのですが、特にこの施設は窓から外の景色が見えることが非常に良かったです。ドーミーならではの朝食も満足度が高かったですね。
<富士山三島東急ホテル>
東急ホテルでもグレードの高い施設であり、絶対にいきたいと思っていました。 鉄道が好きなので、最上階の露天風呂から新幹線が見える三島は最高でした。温泉からほぼ真下に新幹線が見える施設というのはすごく貴重です。施設内にはジオラマがあり、鉄道ファンの心をくすぐりますね。
一階のお土産物屋さんでは地元の干物を扱っていて家族へのお土産を買うにもよかったですし、混んでいて入れなかったのですが角打ちスペースがあり、買った干物を炙って、ビールや日本酒と楽しめるというのも面白そうでした。


<天然温泉 六花の湯 ドーミーイン熊本>
家族サービスもしようと思っていたので、福岡に帰ってから熊本のドーミーインに家族で宿泊しました。 この施設にした決め手は、畳スペースのある和洋室です。生後8か月になる子どもが寝返りを打つようになり、ベッドだけの部屋では心配でした。
事前に調べてみると、熊本のドーミーインには和洋室があると分かったので、電話してアップグレードしてもらいました。子どもを布団に寝かせられるのは安心ですね。
<博多エクセルホテル東急>
最後の1日は、福岡での仕事もあるため、博多エクセルホテル東急に泊まりました。 実は、博多エクセルホテル東急は、東京から福岡への転職活動をしていたときに2回ほど泊まったことがあり、思い出深い施設でした。
新しくなった渋谷のエネルギーに刺激をうけ、仕事のやる気がアップ。思考を整理し、閉塞感を打開するきっかけになった。
▶︎渋谷での滞在期間が長かったですが、久しぶりの渋谷はいかがでしたでしょうか?どのような過ごし方をされましたか。
いろんな友達や、先輩後輩と会ったり、飲み行って、人と会わない日はなかったです。少し詰め込みすぎてしまったくらいなのですが、それでも会いきれない人がいて時間が足りなかったです (笑) 5年間、毎日通っていた渋谷ですが、私がいたときにはなかった渋谷ストリームやスクランブルスクエアができたり、デッキが整備されて行き来がしやすくなったという物理的な変化もありましたが、それ以上に渋谷を往来するビジネスマンや若い人たちを実際に見て、インスピレーションを得た感じがしました。

渋谷ストリームエクセルホテル東急では部屋ではなくラウンジで仕事をするようにしていました。ラウンジには海外の方や、ビジネスの話をしている方がいて、その中にいるだけでも感覚が研ぎ澄まされて、いい刺激を受けました。
ドリンクチケットでビールを飲めるのも良かったですね(笑) 施設のおしゃれな雰囲気にも感化されて、クリエイティビティや仕事のやる気がめちゃくちゃアップしました。 それは帰ってきてからも持続していて、仕事でも成果が出るようになっています。
▶︎ワーケーションについては、いかがでしたか?
仕事の閉塞感を打開したい思いもあり、今回初めてワーケーションをしました。ゆっくり思考を整理することも、普段の日常だとなかなかできないので年に1〜2回このような時間を取ることは大事だと思いました。
▶︎利用にあたって気をつけたことは?TsugiTsugiを利用したご感想と、これからも利用したいお気持ちはありますか?
家族の理解を得ることと、仕事のアポイント調整をすることはポイントだと思います。
今回は東京中心の利用でしたが、時間が足りずに会えない人がいたのでもっと日数が欲しいと思いましたし、函館や沖縄、伊豆今井浜のようにバケーションの場所にも行きたかったのですが、今回は叶わなかったので、これからも使いたいと思っています。
<番外編>サウナ好き花月さんに聞く【サウナ情報】朝夕で入り方を変える。サウナの効能と、おすすめのサウナスポット
▶︎サウナ好きとお伺いしましたが、おすすめの入り方や、今回のTsugiTsugiご利用中のサウナの楽しみ方を教えていただけますか?
朝は高温×短時間で仕事のスイッチを入れます。サウナは上の段ほど温度が高いので、朝は最上段に座ります。サウナ→水風呂→外気浴を2セット行い、さっとあがります。
夜は反対に、低温×長時間です。中段~下段でじっくり10分くらい入ります。夜は3~4セット繰り返すことが多いですね。サウナ後、体の深部体温が下がって心地良い眠気が来るのに2時間弱かかるので、就寝時間から逆算して入ります。
今回もTsugiTsugiの宿泊対象施設にサウナがあるところは、朝夕入っています!
富士山三島東急ホテルのサウナも入りましたし、ドーミーの施設にはサウナが付いていて、特にラビスタ東京ベイは外の景色が見えるサウナが良かったです。
また、昨今のサウナブームの影響で、東京では新しいタイプのサウナも誕生していて、そこで「ととのう」のも、旅の目的でした。実際に表参道の「個室型サウナ」など、九州にはないサウナを体験できました。
サウナがない宿泊施設に泊まるときは、近隣のカプセルホテルのサウナを利用するのもいいですね。今回も渋谷エクセルホテル東急の近く、道玄坂上のカプセルホテル渋谷でサウナを利用しました。あがった後のサウナ飯は、その隣にある「カリー カイラス 」一択ですね。匂いがすごいので、人と会う前はNGです。
多彩な花月さんならではの、数多くの楽しみ方は、これから利用する人たちにとっても参考になりそうな情報が盛り沢山でした。 今回のインタビューでは、まだまだ様々なツギツギ利用法があるということを再認識できました。皆さんもご自身の楽しみ方で旅に出てみてはいかが?
福岡にお立ち寄りの際におすすめ、将棋施設のご紹介
店名: 将棋ハウスみどり
福岡市早良区西新1-8-21西新新光ハイム2階 営業時間:平日15時~21時、土休日13時~21時(火曜定休) https://shogihouse-midori.com/
※入館は高校生以上


様々なイベントも行っていますよ! https://shogihouse-midori.com/event/
若者マーケティング機関SHIBUYA109 lab.の所長として、Z世代の若者のトレンドを追い続けている長田麻衣さん。2週間のTsugiTsugiの旅に参加し、見えてきた理想のワーケーションの形とは……?仕事を軸にして旅を楽しまれた様子を語っていただきました。
長田さんのTsugiTsugiの旅程
渋谷〜大阪〜渋谷〜名古屋〜京都
<宿泊した施設>
1.渋谷ストリームエクセルホテル東急
2.大阪エクセルホテル東急
3.渋谷エクセルホテル東急
4.名古屋東急ホテル
5.京都東急ホテル
▶︎今回、行き先はどのように決めましたか?
大阪、名古屋に出張がちょうど入っていたので、それに合わせてTsugiTsugiに参加し、出張先の街に滞在するという形を取りました。大阪や名古屋では若者の街を視察するなど、仕事がメインの使い方でしたね。京都では観光もできましたよ!
モチベーションが保てる!?ホテルで仕事をする、ワーケーションの効能とは
▶︎ホテルでのお仕事はいかがでしたか?
ホテルの客室では、資料を作る、文章を書くなどの仕事に集中することができました。自分の家だとどうしても集中できない時がありますが、ホテルのおしゃれな客室だと「よし、やろう」という気分も盛り上がって。モチベーションが保てる気がしますね!
大阪エクセルホテル東急は、カウンターデスクが広くて仕事しやすかったです。 今ちょうど本の執筆をしているのですが、ホテルの客室だと自分のスイッチがうまく入れられたので、執筆が進みました。




▶︎渋谷は長田さんの本拠地(お仕事の場所)でもありますが、渋谷に宿泊してみていかがでしたか?
普段、渋谷で仕事をしていて、泊まることはないので、泊まってみたかったんですよね。 渋谷ストリームエクセルホテル東急と渋谷エクセルホテル東急に泊まりましたが、渋谷という街中にありながら、混沌とした地上とは違ってホテルの客室は静かに過ごせる。一人で静かな空間にいられるのに、いつでも会社に行ける安心感もあり、ちょうどよい距離感でした。リフレッシュできましたね。
旅先だからこそ意識的に出かけたり、「朝活」で街を楽しむ、仕事以外のバケーション的な過ごし方
▶︎仕事以外では、どのように過ごされていましたか?
朝活をしていました!例えば、うどんが好きなので、大阪では朝早く起きて始業前にうどんを食べに出かけました。
京都では、神様は朝しかいないという話を聞いたので、朝寺院に出かけてお参りしましたね。







意識的に出かけるようにしていたので、名古屋でも仕事の後、夜に商業施設を見に行ったり。街の顔、その地にいないと見られないものを積極的に見に出かけていました。
在宅だと仕事の後も家に篭っていることが多いですが、出かけていくモチベーションがあったのも、旅先だったからだと思います。




▶︎TsugiTsugiは一人で利用されましたか?
一人旅でしたね。一人旅は基本的にしないのですが、仕事を中心とした利用だったので、仕事と旅行を兼ねたワーケーションという一人旅は合っていたようです。
とは言え、渋谷の滞在時には後輩をホテルに呼んで、一緒にお酒を飲みましたね。会社の近くにステイして、友人や同僚ともすぐ会える。この日常に身近な感覚がとても良かったです。
▶︎旅先でやりたかったことは何ですか?
地方の街でのグルメを楽しむことですね。グルメの開拓をしてみようと思っていました。でも実際は、普段と変わらず仕事があったので、生活リズムは同じでしたし、理想ほどはグルメの開拓はできなかったですね。
生活リズムが同じだったことで、休みボケはなくて、TsugiTsugiの旅終了後もそのまま日常に戻ってこれたので、それは良かったです。渋谷の滞在があったのが大きかったかもしれませんね。
13泊分の荷物は多め!旅先を快適に過ごすための長田さんスタイル
▶︎13泊分の荷造りはいかがでしたか?
大きなスーツケースも、リュックサックもパンパンでした。 服のほかには、メイク道具一色、そしてホテルの化粧品が合わないかもしれないので化粧水などもすべて持っていきました。 シャンプーも持っていきました!でもホテルのバスアメニティにKNOLLのシャンプーが置いてある(※施設によって異なります)と知って感激して、持ってこなくてよかったなと思って。はじめの1週間のあと、一度自宅に戻って、2週間目ではまた荷物を入れ替えたんですが、そのタイミングで、2週目にはシャンプーは持って行きませんでした(笑)
▶︎持っていって良かったもの、要らなかったものはありますか?
持っていって不要だったものはないですね。
持っていって良かったものは、マッサージボール! 客室で仕事をして座りっぱなしかなと思ったので、持っていきました。ホテルのマッサージも利用しようかと思ったんですが、予約でいっぱいだったので、持っていって良かったです。 大阪エクセルホテル東急ではジムを利用しました。トレーニングウェアを持参していたので良かったですね。

旅を終えてみての感想
▶︎印象に残ったホテルはありましたか?
渋谷ストリームエクセルホテル東急が気に入りました。 ほかに印象に残ったのは、京都東急ホテルですね。伝統的な雰囲気があって良かったです。
▶︎次にTsugiTsugiを利用するなら、どんな旅にしたいですか?

今回は移動が多かったので、1週間ずつのロングステイをする、というようにまとめた方が、その街もじっくり楽しめるし、落ち着いて仕事をできるだろうなと思いました。
▶︎行ってみたい街はありますか?
札幌に行きたかったですね。どこの街に行くにしても、出来るだけ都市で、仕事としての意味もある滞在がいいなと思います。美味しいご飯や観光の楽しみもある街での滞在がしたいですね。
もし出張がなければ、四国とか京都の滞在もいいかも。 今回も、京都は非日常感があると思いました。休日に合わせて京都や北海道など、自分が普段行かない街で滞在をしたいです。 宮古島は、行くなら仕事は抜きで、完全にバケーションを楽しみたいところですね!
最後に今回のTsugiTsugi体験はいかがでしたでしょうか?
不思議と、13泊のTsugiTsugiの旅の後に疲れを感じなかったんですが、やはり馴染み深い渋谷での滞在が、日常にすぐ戻れる距離感だったことなど、生活リズムが変わらなかったのが大きいかもしれませんね。 ホテルの客室は集中したい時に集中できる場所。仕事ができる環境で、仕事を軸にしたワーケーションの過ごし方が良かったです!
ワーケーションメインで、お仕事の予定に合わせてTsugiTsugiを利用された長田さん。いつもの職場に近い渋谷での滞在と、出張先でのリフレッシュで、バランスをとりながらホテル暮らしを満喫。
都会の喧騒の中でも、ホテルの客室は一人静かな環境なので、執筆や資料作りなどの仕事が捗ったそうで、集中したい時に集中できる、仕事の環境としては最高だったようです!
今回、短めのご利用のため、生活リズムが変わらなかったおかげで、旅疲れもあまり残らず、楽に日常に戻れたとお聞きし、軽快な旅暮らしをされている点が印象的でした。
もっと自由に、簡単に、ワーケーション利用をするにもTsugiTsugiが活躍しそうです。 ぜひ、次のTsugiTsugiの旅では、行ってみたい街での滞在もお楽しみください。