
新幹線の自由席を子どもは無料で使える?基本ルールや混雑時の注意点を解説
新幹線の自由席を利用する場合「子どもは無料で乗れるのか」「どのような条件があるのか」を気になっている方も多いでしょう。本記事では、新幹線の自由席における子どもの料金体系や利用時の注意点を詳しく解説します。家族旅行を計画している方は、参考にして座席を予約してください!
未就学児なら新幹線の自由席を無料で利用可能
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0歳から5歳までの未就学児は、新幹線の自由席を無料(※)で利用できます。大人1名に対して未就学児2名までは無料(※)で同伴可能です。
ただし、3人以上を同伴する場合や、未就学児が1人で座席を使う場合には、子ども料金が必要(※)となります。
また、自由席で混雑して座席が確保できない場合も考慮しておくとよいでしょう。無料利用のルールを理解し、上手に活用すれば家族旅行の交通費を節約できます。
※“JR東日本 公式HP”参照
新幹線の子ども料金の基本ルール
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新幹線では子どもの年齢によって料金が異なります。0歳~5歳の未就学児は条件を満たせば自由席を無料で利用できますが、6歳~11歳の小学生は子ども料金が適用されます。
12歳以上は大人料金が必要です。以下で詳しく解説します。
0歳~5歳(未就学児)
未就学児(0~5歳)は、大人1人につき2人まで新幹線の自由席を無料で利用可能です。ただし、座席を占有しない場合に限られるため、大人の膝上に座る必要があります。
座席を利用したい場合や、大人1人につき3人以上の幼児を同伴する場合は、1人分の子ども料金が発生します。
また、グリーン車やグランクラスでは特別なルールが適用(※)される場合があるため、事前に確認しましょう。
※“JR東日本 公式HP”参照
6歳~11歳(小学生)
小学生(6~11歳)は新幹線の子ども料金が適用(※)されます。これは通常の大人料金の半額程度で、自由席・指定席ともに利用できます。
未就学児と違い、座席を占有しても追加料金は不要です。また、長距離移動で指定席を予約する場合でも比較的低コストで快適に利用できるのが特徴。
なお、小学生未満の子どもでも1人で新幹線を利用する場合は、子ども料金が必要(※)となります。
※“JR東日本 公式HP”参照
12歳以上(中学生以上)
中学生以上(12歳~)は、新幹線では大人料金が適用(※)されます。子ども料金が適用されるのは11歳までのため、中学入学後は急に移動費が高くなることに注意が必要です。
定期的に新幹線を利用する場合は、学割や回数券を活用するとお得に移動できます。
※“JR東日本 公式HP”参照
子どもでも新幹線の自由席が無料にならない場合がある?注意点を解説
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未就学児が新幹線を利用する場合でも、無料では済まないケースがあります。大人1人につき未就学児2人までが無料の対象で、3人目以降は子ども料金が発生します。
また、未就学児が1人で座席を使う場合や指定席を利用する場合も有料となる点に注意が必要です。旅行前に乗車ルールを確認しておきましょう
自由席は混雑時に座席が確保できない場合がある
未就学児が無料で自由席を利用する場合、大人の膝上に座る必要があります。しかし、混雑時は空席がなく、快適な移動が難しくなる場合があります。
確実に座席を確保したい場合は、指定席を事前に予約して子ども料金を支払うのがベストです。また、繁忙期や特定日の混雑を避けて移動を計画することを視野に入れましょう。
大人1人に同伴される幼児が3人以上の場合は有料
未就学児の自由席無料ルールは、大人1人につき2人までの幼児が対象です。3人以上の幼児を同伴する場合、3人目以降の子どもには子ども料金が発生します。
とくに長距離移動では、子どもがじっとしていられてない場合もあります。子どもの指定席の確保や、1席あたり専有面積が広いグリーン車なども視野にいれ、快適な移動ができるように検討してみましょう。
JR九州が提供する乗り放題周遊チケット「JR九州フリーきっぷ」が便利!
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【販売期間】2022年11月1日(火)~2025年3月31日(月)搭乗まで
【対象路線】羽田(東京)発 → 北九州、福岡行(下り便のみ)
九州エリアの観光は、電車移動がおすすめです。「JR 北九州フリーきっぷ」を利用すれば、北九州空港から小倉駅、博多から門司港までの区間など、乗り降り自由で九州エリアの観光を楽しめます。
フリーきっぷは、国内線『スターフライヤー』の機内販売で購入可能です。
きっぷの種類 | 座席 | 有効期間 | おとな | こども |
北九州フリーきっぷ | 自由席 | 2日間 | 3,500円(税込) | 2,000円(税込) |
スターフライヤーで購入したフリーきっぷは、購入から3日以内に指定のみどりの窓口で利用開始の申し出が必要です。『北九州フリーきっぷ』の指定引換駅は『小倉駅』と『博多駅』になります。
【北九州フリーきっぷ引換駅】
※休憩時間や駅巡回時など、駅係員が不在の場合があります。
※決済方法は現金のみ、クレジットカード不可です。
FAQ
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Q. 指定席の場合でも子どもは無料?
A. 未就学児が指定席を利用する場合は無料ではありません。指定席を確保する場合には子ども料金が必要です。
ただし、大人が指定席を予約し、未就学児が膝の上などで座席を利用しない場合は無料となります。子どもの座席も確保したい場合には、事前に指定席の予約をしましょう。
Q. 子ども料金の計算方法は?
子ども料金は、小学生(6歳~11歳)が対象で、大人料金の半額が基本です。ただし、計算結果が5円未満の端数がある場合は切り捨てとなります(※)。
指定席やグリーン車を利用する場合は、別途料金が発生するため、事前に総額を確認しておくことが大切です。
※“JR東日本 公式HP”参照
新幹線の自由席ルールを理解して子どもとの旅行を楽しもう

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新幹線の自由席ルールを理解することで、子どもとの旅行がより快適で楽しいものになります。未就学児は大人1人に対して2人まで無料で自由席を利用できるなど、お得な制度を上手に活用しましょう。
ただし、指定席を利用する場合や特定の条件では子ども料金が発生するため、事前の確認が重要です。正しいルールを把握し、スムーズな移動で家族の楽しい思い出を作りましょう。